WSLの日程も後はファイナルを残すのみとなりました。 トラッセルズで開催されるRip Curl Proにて男女各5名の中から2023年度のチャンピオンが決定します。　昨年同様に現時点では「確実」な選手はいません。シード最下位の選手が優勝する可能性も考えられる状況です。今まで圧倒的なライディングを披露してきた選手達も、ファイナルのプレッシャーに負け、誰もが栄冠を手にする可能性も十分あります。

トラッセルズでは誰が優勝するのでしょう？

Creaturesのチームは可能性があります！

Ethan Ewing

イーサンのサーフィンはまるで音楽のような流れがあるように見えます。 次から次へとビートを繋げるメロディラインのような美しいスタイルが特徴です。 私たちはもちろん、ジャッジを含む多くのサーファーから愛されている彼のスタイルが、本当の意味でのチャンピオンでもあります。 しかし、そんな彼に大きな不幸が訪れました。Tahiti Proの直前に脊椎を脱臼した為、コンテストを辞退をとなりました。その為、成績は３位に留まりました。 トラッセルズはオーストラリア出身の選手が、大逆転するポイントとしても有名です。 過去にはRichie Lovettが2003年にTaj Burrowを破り、2006年にはBede Durbidgeが当時全盛期であったKelly Slaterを相手に勝利を手にしました。 イーサンのサーフィンはこのストーリーを再現できるか？　現時点では五分五分の可能性だと思いますが、人々に愛される彼のパフォーマンスを祈りましょう！

Molly Picklum

今年快進撃を続けてきたモーリー。Sunset Beachでの勝利以降、初の年間ツアー参戦とは思えないほど、シーズンを通して安定したライディングを披露してきました。 J-Bayで勝利した事で、序盤の戦績が偶然では無い事を自ら証明しました。 トラッセルズの波はプログレッシブサーフィンに適している為、彼女には有利に働くでしょう。 しかし勝利は簡単には手にできません。特に世界チャンピオンのタイトルは並大抵の実力では手に入らない栄冠でしょう。 しかし、2022年にSteph Gilmoreが見せた大逆転劇に続いて、二年連続のオーストラリア出身のサーファーによる世界チャンピオン獲得を応援しましょう！